
仕事ができない人へのパワハラって許されるの?



俺って仕事遅いし、パワハラされやすいのかな・・・
仕事があまり得意でない人はパワハラされやすい傾向にある感じがしてしまいますよね・・・
今回は
- 仕事ができない人へのパワハラは許されるの?
- 仕事ができない人はパワハラされるってホント?
- 仕事ができない人への指導はどこまで許されるの?
- 【あなたの周りにも!?】パワハラする上司ってどんな人?


について解説していきます!
仕事ができない人へのパワハラって許されるの?


パワハラはだめ!絶対!
いかなる理由があろうとパワハラは絶対にしてはいけません
のちほどパワハラの定義については詳しく説明しますが、
はすべてパワハラに該当します
たとえ仕事ができない・遅いからといって
過剰な指導により上記のような状況に陥ることは絶対にダメなのです
パワハラの定義について



ここで軽くパワハラの定義についておさらいです
定義に興味のない人はコチラから読み飛ばしてください!
厚生労働省のHPでは以下のように定義されています
職場のパワーハラスメントとは、職場において行われる
①優越的な関係を背景とした言動であって、
②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、
③労働者の就業環境が害されるものであり、
①から③までの3つの要素を全て満たすものをいいます。
厚生労働省 明るい職場応援団より引用
言い換えれば
① 職場の上司やその分野において長けた知識をもつ者の行動が
② 仕事上必要な範囲を逸脱した過剰なものであったことにより
③ あなたが苦痛を受けて仕事の環境が劣悪なものになる
これらを満たすものとなります
パワハラの類型
厚生労働省のHPには下記のようなパワハラの6つの類型が紹介されています



一つずつ解説していきますね!
1.身体的な攻撃
これは文字通り。物理的な攻撃です。
- 殴る
- 蹴る
- 叩く
- ものをぶつける
などが該当します
2.精神的な攻撃
過剰に怒鳴ったり、叱責したりすることで個人が精神的に苦痛をあたえられるような攻撃をさします
3.人間関係からの切り離し
これは特定の個人を敢えてプロジェクトの一員から外したり、
集団で無視したりするような個人を孤立させるような攻撃をさします



イジメのようなものですね・・・
4.過大な要求
膨大な仕事量を与え、できなければ罰するようなパワハラです
5.過少な要求
経験や知識があるはずの人に誰でもこなせるような仕事ばかり与えるパワハラです
仕事を与えられた側は自分の能力が過小評価されているような気分になり、プライドが傷つくような苦痛を味わうことになります
いやがらせのようなパワハラです
6.個の侵害
業務外でも個人を拘束したり、個人情報をばらしたりするパワハラをさします
プライバシーの侵害というやつですね
仕事ができない人がうけやすいパワハラの種類


叱責される
普通に考えたらわかるだろ!
お前みたいなやつは無能だし、どこいっても同じだ
ホントに仕事できないよね
このように仕事で少しミスしたこときっかけにして
人格まで否定されたり、質問しても明確な答えを教えてもらえず、
理不尽な自主性を求められたり、その結果自分でやってみて、叱責されたりと
仕事が得意でない人や慣れていない人はパワハラの負のスパイラルに陥る傾向にあります
仕事を与えてもらえない
あいつには任せられない
こんな風にあなたの力が過小評価され、仕事を与えてもらえないのもパワハラです
仕事を与えてもらえない➡仕事に慣れない➡周りとくらべて成長できない
こちらもこんな負のスパイラルに陥ってしまいます
他人との比較
同期の○〇はもっとしっかりしてるぞ!
なんでお前はできないんだよ!
人によって成長スピードが違うのは当たり前ですよね
同じ時期に入社した同僚と比較されて、人格を否定されているような苦痛を味わわされることもあります
仕事ができない人への指導の許容範囲は?


パワハラにならない指導のポイント
厚労省のHPではパワーハラスメントにならない指導のポイントを下記のようにまとめています
パワーハラスメントにならない指導のポイント
①問題となる具体的な行動や内容に焦点を絞る。
厚生労働省 あかるい職場応援団より
②感情的にならない。
③人格や性格を否定しない
④どのように改善すべきかを伝える
⑤部下にどのように伝わったか確認する



お前がのろまなせいで仕事が進まねえだろうが!
しっかりやれっていってんだろ!バカ!
仕事できないやつはどこいってもできねえんだ!
こんな風に
- 感情的に暴言を吐く
- 改善点をあいまいにしている
- 人格を否定する
こんな注意の仕方は絶対NGです
あなたはこんな風に指導されたこと/指導したことはありませんか?
人ではなく物を責める
これはいまや誰もが知っている自動車メーカー「トヨタ」の習慣である
人を責めるな、しくみを責めろ
からきています
人がミスをしたときに、その当事者を責めるのではなく、そのミスが生じるような仕組みをまず改善せよ
という教訓です
この信条をかかげておくことで、
問題を起こした時にやみくもに人を責めるのではなく、今後はそのような問題を起こさないような習慣を考え・見出すことができます



ミスが将来的に人の役に立つことになるので、ポジティブにとらえることができますね!
仕事ができない人はパワハラされる?





結論からいうと仕事ができる・できないとパワハラは無関係です!
仕事のできる・できないはパワハラとは無関係
あなたの周りに
- 仕事は遅いけど特に注意されない人
- 何度もミスをしているけど怒られない人
- 自分の好きな仕事しかしない人
こんな人はいないでしょうか?
こういう人って大抵
まぁ・・・あいつは仕方ないから・・・
あの子はああいう子だから・・・
ほっとこう・・・
こんな感じで
ってあんまりパワハラをうけているイメージはないですよね
このように仕事のできる・できないはパワハラの直接的な原因にはならないでしょう



かといって、うらやましい状況ではないですが・・・
仕事ができないことはパワハラを助長させる
しかしながら、もともとパワハラを受けやすい気質の人が
仕事ができない場合、
上司が注意をするチャンスを与えてしまいます
そのため、
仕事ができないことで注意される頻度が増え、パワハラが助長されてしまう可能性が高いです
つまり、
ということです



パワハラをするキッカケを与えてしまうんですね・・・
仕事ができない人へパワハラしやすい上司とは


パワハラしてくる上司の心理
パワハラをしてくる上司の心理はこのようにまとめられます
- ストレスのはけ口
- 仕事ができないことにイライラ
- 部下が従順なことにあぐらをかいている
ストレスのはけ口
単純にイライラをぶつけやすい人に発散しているパターンです
イライラをぶつけられる方はたまったもんじゃありませんね
仕事ができないことにイライラ
上司がイライラしやすい部下の行動には下記のようなものがあります
- 同期と比べて仕事が非効率
- 報・連・相がしっかりしていない
- 2度同じミスをすることにイライラ
もちろん指導の仕方にも問題があるときもあるでしょう
部下としては不要な注意を受けないためにも回避できそうなところは直しておきたいですね
部下が従順なことにあぐらをかいている
パワハラをする人にもっともありがちなパターンです
部下が
- おとなしくて真面目
- 反論してこない
- なんでもいうことを聞く
このように
あなたの人の良さにつけこんで
好き勝手にふるまってくる人間はいます
どうせこいつは反抗しないし、雑用ばかりやらせてしまおう
なんていう思考を働かせているのです



こういう理不尽に屈しないようにしたいですよね
パワハラしてくる上司の特徴
- 上下関係に過剰に厳しい
- 中間管理職でストレスがたまっている
- 自己中心的
上下関係に過剰に厳しい
社会人になれば上下関係は避けては通れません
目上の人を立てるのはマナーとして尊重されています
しかしながら、行き過ぎると周りに悪影響を及ぼします
部下だから/後輩だから/年下だから
この言葉を盾にして
ストレスのはけ口にしたり、雑用ばかりさせたりするのは絶対に悪です
過剰に上下関係を重要視する人が上司になった場合は要注意です
中間管理職でストレスがたまっている
もちろん部下の面倒もしっかりみつつ中間管理職の務めを果たされている方はたくさんいます
しかし時に、
上にへこへこ、下にはガミガミ
このギャップが激しすぎる人がいます
中間管理職はもちろんストレスがたまるでしょう
上からのプレッシャーもすごいはずです
でもホントにカッコいい上司はプレッシャーに押し負けず、
部下を守ってくれる人ですよね
立場上いろいろとむずかしい部分はあるでしょうが、
ストレスを部下にぶつけるのは避けてほしいですね



ストレスがたまるのは理解できますが、パワハラはダメです
自己中心的
上司であろうと、同僚であろうと、部下であろうと
自己中心的な人には少しうんざりしてしまいますよね
ただ、同僚や部下なら注意もできますが、
上司だと自己中心的なふるまいをされても
指摘しづらく、やりたい放題になってしまうことも・・・
自己中心的な人には要注意です
パワハラへの対応


まず最初にいっておきたいのは、
パワハラする上司と、される部下という関係になってしまうと
なかなかその関係性を脱することは難しいということです
もちろんよほど強い人なら後述する方法で現状を打開できるかもしれません
が、普通の人はパワハラ上司と物理的にでも時間的にでもどちらでもよいので距離をとるもしくは転職・退職をしないと根本的な解決は難しいでしょう
証拠を集める
ボイスレコーダーやノートを用いて証拠を残しておきましょう
窓口や第三者機関への相談がしやすくなりますし、
裁判などへの発展を考慮すると有利に働かせることできます
ノートで記録する場合は
- 日付と時刻
- 具体的なパワハラの内容
- パワハラに対しての自分の感情
- パワハラによりどのような業務への支障がでたか
- 目撃者がいたか
上記のような点に注意して記載しておくとよいです
相談窓口へ
基本的にはどんな職場でもハラスメントに対する相談窓口が設置されています
困った時には相談してみましょう
第三者機関へ相談
社内では相談しづらい理由があれば社外の第三者機関への相談をおこないましょう
このようなサイトから相談をおこなうことができます
転職する
どうしてもいまの職場が合わない、改善の余地がない
などの状況であれば早めに転職しましょう
早めに行動したほうが、その先の楽しい未来も長く味わうことができますよ!
なかなか知人には言いづらい、、、
かといって第三者機関に相談もハードルが高い
という方にはココナラの無料占いもオススメです
人に相談しづらい悩みも気軽に相談しやすく、このままあなたが仕事を続けるか否か占ってもらうのもよいでしょう
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